ボトリウムのよくある質問Q&A 【ボトリウムの育て方】 編
Q1、水草が育たないのはなぜ??
●葉が取れる ●茎の途中でちぎれて浮いてくる ●全部とろとろにとろけてしまった。
など。
A、まずいくつかチェックしてほしいことがあります。
○ 明るさは十分ですか?・・・水草育成用LEDライトを点灯していますか?
○ 明るい時間帯は十分ですか?・・・毎日8時間は連続して明るくないといけません。
(時間帯は毎日同じ時間帯にして頂ければ何時か らでも大丈夫です。)
※光が暗く、時間帯も短い場合は水草は育って行けずに枯れてしまいます。水の中ですから とろけてしまうのです。
※葉が取れることが多い場合は、貝が殖え過ぎたりしていませんか?繁殖して沢山の貝になってしまうと水草の葉を食べてしまうことがありますので、貝を減らすことが必要です(別の容器に移すなど)。
Q2、お魚や貝が亡くなってしまったらどうしたらいいのでしょう・・・
いつまでも元気にいてほしいボトリウムの生き物たちですが、
小さな命ですので亡くなってしまうこともありますね。
A、○ お魚の場合
なくなってしまった理由が「寿命」であることが望ましいのですが、いつの間にかお水が悪くなってしまって・・・ということも考えられます。そうか違うかはわかりにくいですね。ですのでこの場合【夏ルール】の3番をしてみてください。もしかしたら、お水が悪くなってダメになってしまったのかもしれないと疑い、お魚が亡くなってしまった日を【作った日】にして、一日おきに3回お水を換えます。そして7日目以降にお魚をまたお近くの熱帯魚ショップやホームセンターのペットコーナーなどでお求めください。もしお水が悪くなってしまったとしても3回お水を換えておけばたいていの場合は改善されますので安心ですね。
※ちなみに【お水の汚れ】は「エサが増えた」「水換えをしなくなった」ことが理由の大半です。
「3つのお約束」を守って可愛がってあげてください。
○ 貝の場合
貝はとても丈夫な生き物ですが、中には亡くなってしまう方もいらっしゃいます。その場合考えられる理由としては、明るさが丁度良かったため、余分な「コケ」が発生せずに食べ物不足で亡くなってしまう方もいらっしゃいます。この場合、亡くなって直ぐに新たな貝を入れるのではなく、1~2週間様子を見てから新しい貝をいれてみてください。水草や熱帯魚を扱っているお店ならたいてい水槽にいる「スネール」という貝ですので、お近くのお店で相談してみてください。
※もちろん、【ボトリウムイベント】の会場では水草、お魚、貝も販売しています。
Q3、貝が殖えてしまったのですがどうしましょう??
A、5ミリ程度の貝が3~5匹でしたら問題ありませんが、あまり多いとフンが増えますし、水草を食べだすことも考えられます。あまり殖えてしまった時にはもう一つボトルを用意してそちらに移動すると良いと思います。お水をいれ、殖えた水草を浮かせてあげればお水も浄化されます。ピンセットでそっとつまんで移動してあげてください。中にはまたお近くで【ボトリウムイベント】があるときに袋に入れて「引き取ってください」と会場にもって来られる方もいらっしゃいます。もちろんお引き取りしますので遠慮なくお持ちください。
Q4、水換えを言われた通りにしていますが、フンが残ってしまうのですが。
A、まず、水換えはボトリウムにに水を注ぐときにあまりお水をそっといれてしまうと全体の水がかき回らないのである程度の勢いが必要です。YouTube【3つのお約束】での水換えレクチャーを参考にしてください。
また、それでもフンがたくさん残ってしまうという方にはいい方法があります。
【灯油スポイト】道具を使ってフンをお水ごと吸い取ります。これならどんどんフンを吸い取れます。ただし注意したいのは、お水がどんどん減りますから、1回の水換えは半分まででやめてください。お水を大量に換えることになりお魚がショックをうけます。ですので「全部をきれいにしようとしないこと」が大事です。キリがないですよ(笑)。気になる方はまた明後日するようにしてくださいね。
本来はこの水換え方法が一番良い方法です。いつもの水換え50秒の方法とこの方法を交互にしてみるのもいいですね!
※書籍【BOTTLIUM2】77ページ参照
Q5、ガラスの内側や水草等にゼリー状の卵みたいのがありますがなんでしょう?
A、5ミリ程度の透明なゼリー状の中に小さなつぶつぶの卵があったらそれは【貝】の卵です。
そのまま放置でも大丈夫ですが、貝が殖えることを好まないようでしたら、ピンセットで取り除いてください。
Q6、ガラスの内側がとても汚れるのはなぜ?どうしたらいいの?
A、ボトリウムの中に出る汚れは「コケ」です。
まず一番にチェックしたいのが、
【直射日光に当たっていませんか?】ということ。【3つのお約束】の3番目にもありますが、直射日光はいかなる時期も、短時間でも当ててはいけません。1日のうちに5分10分でも毎日太陽光にあたっているボトリウムはコケの発生が抑えられませんので太陽光の当たらない場所に飾ってください。
ちなみに、レースのカーテン越し、障子越し、すだれなどでもダメです。
他にも、ボトリウムに直接スポットライトを当てて育てている方も毎日8時間以上照射しますとコケは生えやすくなりガラスだけでなく砂利、水草にもついてしまいますのできをつけてくださいね。
対処法ですが、ガラスでしたら100円ショップ等で販売している「メラミンスポンジ」を小さくカットし、ピンセットで握ってガラスの内側をこすります。こすったあとは水換えをしておきましょう。ガラスのクリーニングは汚れているように見えなくても月に1~2回お掃除をするといつでもキレイに快適にいられますよ。

Q6、お魚の寿命はどのくらい?
A、いつもボトリウム体験ワークショップでプレゼントしているお魚は「コイ」の仲間たち。
アカヒレ(しっぽ赤い子)、ゴールデンアカヒレ(体黄色でしっぽ赤い子)、ゼブラダニオ(しましま)、レオパードダニオ(ヒョウ柄)の4種類の子たちですが、平均的に1年前後寿命の子が多いようです。中には1年未満で亡くなってしまう子もいますし、2年以上そだってますよ!とか4年近くボトリウムで元気に育っている子もいます。
その子その子で持って生まれた寿命がありますね。ボトリウムは少なくとも大きな器ではありませんが、その中でもいい環境で寿命いっぱいその子が生活できるようにてっちゃん先生は考えてルール設定をしています。頑張ってそだてましょうね!

気になる!【夏の上手なのりこえ方】 必読ですよ!!
夏になりますと、当たり前ですが水温が上がります。ですからほかの季節と同じでお世話の方法でははいけません。本当に暑いのは約2ヶ月間くらいでしょう。秘訣を知っておくと簡単に夏を乗り越えられます。
夏は、水温上昇とともにお水が傷みやすいので、
【水換えをこまめに!】が必須になります。
また、高水温で水草が枯れるとお水が一気に腐敗しお魚もピンチです。
まずは水草を守ることがお魚の生活安泰につながります。
水草が枯れる理由は、
【熱い】&【暗い】 です。涼しい所に持って行ってそこが暗かったら水草は枯れてしまします。これからお話することをぜひ参考になさってください。
まず
○常にクーラーのある涼しい環境に!
これができる方は何も問題なし!毎週水曜の水換えだけでほかの季節と何ら変わらずお世
お世話をしてくださればOK。
でもそれは無理だな~~という方の方が多いでしょう。その場合は、
○ 明るい光を!!~スポットライトの出番です。
一人暮らしで日中はクーラーを切ってお仕事や学校にいってしまう。心配ですよね。
もちろん日中水温は激しく上がります。その環境に耐えるにはその水温に見合った明る
い光が不可欠です。LEDのスタンドライトなどスポットライトをボトリウムのために
点灯することが一番水草とお魚を救えます。光は水草にとっては「食料」同然です。
人間でも気温が上がれば夏バテします。夏バテでダウンしてしまう方は食べていない
方が多いですよね。体力が低下するからで、これは水草も同じです。水温が上がると
夏バテをします。しかし「食料」である【光】をより与えることで夏バテに負けない
体を作ります。ですから暑い部屋に置く方は【ライトが必要】になります。タイマー
などで夕方から夜まで8時間照射できれば100点。
○ 水、土(すいど~)週2の水換え、1日おき、毎日・・・臨機応変に水換えしよう!
それほど室温が上がらない環境なら水土の週2の水換えから始めましょう。暑い日が続く
なら1日おき、さらに心配なら最大毎日水換えしてもOKです。ただし、1回の水換え量は
いつもの量を守ってください。一度に大量の水を換えるのは危険です。お魚をダメに
してしまった方もいますからご注意ください。
「仕事帰りの帰宅してすぐ毎日水換えで夏を乗り切りました!!」というひとり暮し
のOLさんもいらっしゃいましたので効果抜群の方法です。
○ 水温をなるべく上げない工夫を。
例えば、流し台にある食器の【洗い桶】などに水を張り、ボトリウムをじゃぼ~ん。
つけてみます。ボトリウム単体ではお水の量が少なく水温も直ぐに上がりますが、
洗い桶につければそのお水全体が熱くなるのは緩やかですし時間もかかります。
主婦のお客様が実践していた方法です。ぜひお試しあれ。
以上を参考に暑い夏を乗り切ってお魚と水草を守ってあげてくださいね!!

「ボトリウム」お持ち帰りの際の心配事のQ&A
Q、作り終わった後、車や電車で持って帰れますか?
A、作り終わってお持ち帰りの際には、ボトリウムを手提げ袋に入れて安全にお持ち帰れるようお包みしています。
手さげで持って揺れるような「ブランコ」的な横揺れには強く特に問題なく運ぶことができます。
車の揺れ、電車やバスの揺れでは「倒さない限り」問題ありません。
私どももイベントの際には車で完成品のボトリウムを運びます。
静岡⇒九州
片道15時間かかって運んでも特に崩れたりせずにイベント会場に運べています。
ですのでご安心くださいね!
Q、運ぶ上での注意点はありますか?
A、いくつかあります。
① 「縦揺れ」が苦手です・・・自転車のカゴに入れて走って帰り、その振動でひどく乱れ「泥水」になってしまい悲しい思いをした方もいますので、自転車やバイクでお帰りは避けてくださいね。
② 車内放置は気をつけて!!(特に夏は厳禁です。)
・・・生き物を連れて帰ることになりますから、お帰りの際に途中で食事やお買い物などに寄られる時には注意してくださいね。
車内に置かれたままでも良いのですが、
【陽のあたる場所の駐車を避けてください!!】
立体駐車場や地下の駐車場などがいいですね。
高温になれば魚さんもまいってしまいます。どうかお気を付けください。
また移動中も直射を避けて日よけをしてくださいね。
また車の床に置くときは、エンジンの真上にあたる場所に起きますと、
あっという間にボトリウムが「お湯」になりピンチを招きますので、
お気をつけくださいね。
③ 持ち運びは小さなお子様に任せず、お父さんお母さんが持ってあげてください!
・・・ボトリウムは水が入りますと重さが、
【1キロ】
くらいになります。
ですので小さなお子様が持ち続けるのは大変です。
「僕が、私が持って帰る~~~」
とお子さんの喜びもわかるのですが、何かあっては大変です。
ガラス製品ですし、落としたりぶつけたり、ほかの人にぶつかられた・・・
などとボトリウムを壊してしまった方もいますので、悲しい思いをしないように、
ぜひお父さんお母さんが持ってあげてください。
よろしくお願い致します。